下水管きょの修繕工法「ALPS工法」
技術の概要
従来、下水管に損傷が確認されたとき修繕には大規模な工事が必要になりました。
長時間の工事とコストがかかる下水管の修復作業を下水管を掘り起こさずに修繕ができる「ALPS工法」を紹介いたします。
ALPS工法の概要
ALPS工法は、補強材料(ALPSライナー)に樹脂(ALPS樹脂)を含浸させた補修剤を施工現場で硬化させることにより、
クラック・破損・浸入水等が生じた老朽化した管渠を非開削で補修する技術です。
施工方法は、施工現場において補強材に樹脂を含浸させた後、補修材を補修機に巻き付け、既設人孔内より管内補修箇所まで引き入れる。
次に圧縮空気を送って補修箇所で圧着し、45〜60分程度で熱などを加えないで硬化させる。
大きな工事を必要としない補修作業
下水管の補修作業は、道路を封鎖し大きな重機を使用して下水管を掘り起こす作業を行いますが、
「ALPS工法」は大掛かりな工事は必要としません。
小型発電機・小型エアーコンプレッサー・温度測定器・含浸作業台を搭載したコンパクトな内面補修車が作業を行います。
施工に必要な機材もコンパクトなため、車が入れない狭い道路での施工や小規模な防音対策による施工が可能です。
大きな工事も行わないので、大幅な作業時間の短縮もできます。